僕は姉に恋をする

※女体化注意！

















「長太郎」

ざわ…

教室が騒めく。
原因は勿論、今俺を呼んだ人物だ。
すらっと伸びた手足、そんな身体とはアンバランスと思われるも形の良さから違和感を感じさせない豊満なバスト。
漆黒の長い髪の毛は天使の輪をつくっている。
声は女子にしては気持ち低めのアルトで、整った顔は一見キツく見えてしまうが笑うと花のように柔らかく美しいことを俺は知っている。

「辞書、ねぇ？」
「あるよ」

少し焦った様子で訪ねる彼女に実は何度もこういうことはあった為またかと苦笑いしながら頷くと、彼女は『ワリ』と片手を上げた。
顔はいいのに口は相変わらず悪い。
でも本当は凄く優しい人なのだ。

「ハイ、辞書」

俺はこの人が好きだ。
今こうやって笑ってお礼を言う姿もものすごく可愛い。
この人はとても人気があるけれど、俺しかしらない彼女はたくさんある。
そう思うたび優越感ともう一つ生まれてくる感情がある。
その感情は悲しいや辛いじゃいい表せないくらいの感情だ。


「じゃあな長太郎サンキュ、またな」



俺は彼女が好きだ。




「うん。…………姉さん」




俺は、彼女が好きだ。












そんなトリシシが書きたい！！！←←